「フリ」と「待ち」の一例 12009.9.26 の記事からいわゆる「フリ」をするとはどういうことなのか、よくわからないというご質問をいただきました。以下は、それに対する私の返答です。 まず、フリについてですが、たとえば、ガイドと会話している場合を考えてください。 ガイドではなく誰か身内で亡くなった方でもよいでしょう。 その場合、まずは自分から積極的にその人と会話しているイメージ作りをするのです。 それが「フリ」です。 その後、ちょっとだけ待ってみて様子をうかがってみます。 時間にして数秒くらいです。 すると、何か場面の展開があります(あった気がします)。 それが非物質界での体験です。 たとえばこんな感じです。 フリ:祖母と会ったふりをする。「おばあちゃん、元気?」 祖母:「ああ、元気だよ。」(と言われた気がする) フリ:「最近なにしているの?」 祖母:「救出活動」(と言われた気がする) (へぇー、意外だなーと思いつつも・・・) フリ:「え、救出活動?」 祖母:「そうだよ。お前の活躍ぶりもよく見かけているよ。」(と言われた気がする) フリ:「本当?おばあちゃんはどんな人を助けているの?」 といった感じです。フリをして待つというのはこんな感じなのです。 つまり、目の前にいるかいないかわからないけれど、とりあえず会話してみる、こういった感じでしょうか。・・・ こんな感じでお答えしました。 なお、これは他の場合にも応用できまして、たとえばヘミシンクでF12あたりに行き、現実世界と瓜二つの場所を探索してみたいと思ったとします。 自分が最も行きたいと思っているたとえば南国の浜辺とかですね。 この場合も上の場合と同様に、「フリ」と「待ち」によって体験を進めていく点は何ら変わりません。 「フリ」では、よく見る写真なんかを呼び水にするとよいかもしれませんね(呼び水とはフリ、つまり、積極的に空想力を働かせてイメージすること言います)。 その後、ちょっとだけ何か変化が起こらないか待ってみます。 待って何か印象が得られれば、それを逃さずその印象を使ってさらに呼び水をします。 何も変化がなければ、積極的に自分から何度でも呼び水をします。 例えば、最初の写真の中に自分自身がいるフリをして、探検をし始めるとかですね。 南国の浜辺なら、水の感触を味わうふりをするとか、浜辺でくつろいでもいいでしょうね。 また、ガイドがいるフリをして、ガイドと会話し始めてもいいかもしれませんね。 やり方は何度もよいのです。とにかく積極的に想像してみること、これが非常に大事です。 そして、想像しっぱなしだと単なる妄想で終わってしまいますから、想像(「フリ」)したら、ちょっとだけ「待つ」ことが大切です。 待つのは数秒でよいでしょう。 時間が決まっているわけではなく、だいたいです。 人によっては1秒かもしれませんし、別の人は3秒かもしれません。 何のために待つのかというと、非物質的な感覚のスイッチを入れるために待つとお考えください。そのために待つのです。 非物質界の知覚は、空想や妄想と非常に似た見え方をすることが多いです。 また、その回路も、空想や妄想と重なっている部分があります。 ですから、非物質界のスイッチを入れる際に、空想や妄想をすることが非常に大事になってきます。 また、自分が作り出した空想や妄想なのか、非物質界での体験なのか区別できないということもあろうかと思います。 基本的には、想像したものは現実化しますから、すべて非物質界での体験だということになるのでしょうが、決定的に非物質界だと体感できるときがあります。それは、「自分にとって意外な体験をしたとき」です。 自分が全く意図していなかった映像が見えてきたり、自分の空想を超えるような映像が見えたときです。 そういったときは、非物質界の体験だと考えて間違いないように思います。 あとは、深く考えればきりがないですから、どこかで割り切ることも大切です。 基本的には楽しめればいいわけですからね。 |